ぶっちゃけ、普通のおばさま方。 カルチャー講座で君山さんの指導を受けている方が中心です。
しかしこの日の舞台を見ると、君山一門・君山一座、と言いたい気分。 日頃の練習成果の発表にとどまらず、会場に足を運んだお客さん (満員!) に楽しんでもらおう、満足してもらおうという気概・気配りが満ち満ち、まことに天晴れな公演だったと思います。
詩や童話といった定番ものから国定忠治、さらに物売り口上と、演目は多種多彩。
白波五人美女?
いずれも負けず劣らずの熱演でしたが、この日一番の喝采と御ひねりを受けたのは、「ういらう売り」。
短編小説ひとつ分くらいのものを完全暗記。 身振り手振りも軽やかに語ってくれました。 凄い!
しんがりの君山さんの前に、僕たちは2曲演奏。
僕たちにも御ひねりが飛んできたのには、マジにビックリ! お金に弱い体質が露見?
さあ、いよいよ真打登場。
「あおげば空」
僕が文芸三島賞をとった随筆です。
門下生の熱演や満員のお客さんの期待に押されてか、いつも以上に感情豊かな語り。それは朗読というより、一人芝居に見えました。
この随筆は、僕の手を離れ、君山さんの持ちネタに進化した気がします。 とても光栄なこと。
フィナーレは全員で、「♪ あおげば空」。
万感、胸に――。
終了後、君山さんから1枚のコピーを手渡されました。 〇〇〇という短歌の専門誌に掲載された新作。
その中に、「あおげば空」 のことが歌われている一首がありました。
障害をもつ児らひたに歌う声
エッセイとせるをたふとみて読む
(横書き、失礼)
奇しくも昨日の「えがお」でのイベントには、この話の関係者が何人も参加していました。
昨日今日と連続ライブの成功に、嬉しい嬉しいご褒美になりました。
見よ!この御ひねりの数!
こんなのが飛んできたんですから・・・
ほとんど凶器です。
・・・・・あれ?ホントにそんなつもりだったりして。