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筒美京平の秘蔵っ子。

天才・筒美京平が亡くなりました。その全盛期が思春期だった僕は、ただ残念の一言。
あの頃・・フォークブームからニューミュージックへ、そして年齢的に洋楽に向うクラスメートがほとんど。でも僕は(フォークかぶれではありましたが)、そっちは苦手で、実のところ歌謡曲が大好きでした。だけど、それを言うと、「ダサイ」とバカにされそうで・・。
そんな状況で聞いた深夜放送の吉田拓郎の一言は衝撃でした。「筒美京平は天才中の天才!」  当時、ミュージックシーンの最先端を突っ走っていた拓郎さんが、歌謡曲の象徴を認めているとは・・。
さらに拓郎さんだったかゲストだったか忘れましたが、「筒美京平って、イントロが別のメロディなんだよな。2曲つくってるようなもの」  たしかに演歌なんかだと、歌の後ろ4小節をイントロに使うのが当たり前。その点、筒美京平は全然別の旋律で、しかも編曲まで自分でやっちゃう。紅顔の中学生たる僕は素直に納得し、以来「拓郎が認めた」ことを水戸黄門の印籠のようにして、歌謡曲好きを公言したのでありました。

ニュース枠ですが、追悼の映像が何度も流れました。ほんと歌謡史を彩る面々。でもしかし、僕が見た限りでは、「秘蔵っ子」といわれた歌手が出ていませんでした。
平山みき。お世辞にもきれいとはいえない声と、なげやりな歌唱。でも醸し出すムードの、なんと魅力的なことか。僕は彼女のベストCD(コピー)を持っていることが秘かな自慢なのですが、ほんと独特の歌声で、筒美京平の世界を表現しています。
代表曲は、もちろん「真夏の出来事」。最高に素敵な曲(アレンジも!)ですが、僕はこちらも大好き。
「フレンズ」。これは歌謡曲であって歌謡曲じゃない。でもやっぱ歌謡曲、っとこがスゴイ!











by G-lariat | 2020-10-20 08:33 | 昭和的日々 | Comments(0)

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