長距離フェリーが大好きです。クルマを使うわけでなく徒歩乗船なのに、フェリーが好きでたまりません。
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              このあいだ乗った「さんふらわー・さっぽろ」の雄姿

最近、鉄道ファンを「鉄ちゃん」、山登りの女性を「山ガール」、歴史好きな女性を「歴女」なんて、愉快な愛称が出来てますね。でもフェリーは、聞いたことがない・・。これは考えねば。「フェリー大好き、中年男」の愛称を考えねば。俺が考えないでどうするっ! いつもの勝手な思い込みですが。
「フェリ夫」「男フェリ」「フェリスト」「フェリーちゃん」・・・「フェリ大中」・・・。
去年の流行から「フェリっち」、市川「フェリ蔵」なんてのはどうだ。?
ううむ。良いのが浮かびません。
ファミレス、テーブルの向こう側に座る知人Kに聞いてみました。Kはスポーツ新聞から目を離さずに
「ふつうに、フェリー好き、でいいんじゃないの?」
・・・・・ごもっとも。

f0211837_2036914.jpg僕はいつも、2番目に安い「2段ベッド」。この狭さが魅力! 僕は人間の器が小さいせいか、狭い所が大好きなんです。子供の頃は押入れとか天井裏で遊んでたし、今でもブルトレや山岳一人用テントの狭さにワクワ。今回のった
「さんふらわーさっぽろ」は、荷物が置きやすく、さらに快適でした。
(1番安いのは、昔ながらの大部屋。お金持ちには、スイートルームだってあります)




f0211837_19592456.jpg船はでっかい! この大きさも魅力です。エントランスはシティホテル並みだし、レストラン、展望ロビー、ゲーセン、けっこう広いお風呂に小規模ながら映画館まであります。そんな船内を探検気分でうろつけば、時間はあっという間にたってしまいます。f0211837_2003249.jpg




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                       今回の上映は「男はつらいよ」と「XメンZERO」。
                                           もちろん、タダ!
         


外に出れば広~いデッキ。ぐるり360度、最高の眺めです。
スポーツ新聞から目を上げたKは
「長距離フェリーは夜に沖を走るんだろ?景色なんて見えるのか」とツッコミます。
そうなんですけど、例えば今回の船は、夕方6時半に茨城・大洗を出て、苫小牧着が午後1時半。半日は明るいうち、なんですね。遠くに見える陸地ってのも、当たり前ですが海の上からでなくては見られないわけで、これはこれで貴重です。
しかしながら眺め、ということで最大のハイライトは、実は夜にあるんですね。それは、船がつくる波。船の切っ先がつくった白い波が、真っ暗な海に広がっていく・・。僕はそれを見ていて、飽きるということがありません。しかもそれが月夜なら! 月の明かりが波にキラキラゆらめいて、それはそれは幻想的な眺めなんです。
実のところ、僕がフェリーにハマッたのは、数年前、宮城沖でそれを見たからでした。
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洋上の夜明け。岩手県・久慈沖。








そんな魅力に取りつかれ、4年連続の年末フェリー。でも残念ながら今年は行けないと思います。
だって今年の大晦日は紅白に出るつもりなので・・・。
すかさずKの良妻が
「毎年おんなじこと、言ってるね」。
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            2010.12.30 午後1時30分 苫小牧港に無事着岸
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# by G-lariat | 2011-01-08 21:51 | Comments(2)

いい年・・・・こいて。

明けましておめでとうございます。新年早々このブログをのぞいてくださり、感謝です。
今年もご報告その他諸々、書き連ねてまいりますので、心優しき皆様、「水口はまだ生息しているか」「社会の下の方で、モゾモゾ動いているか」、たまにチェックしていただければ嬉しく思います。


f0211837_834561.jpg年越しは、今年も北海道でした。4年連続、通算・・・何回目だろ?
北海道は僕の「聖地」なのですが、最近は長距離フェリーにハマッてることもありまして。
去年こそ、20年ぶりに根室へ行く、という確固たる目的がありましたが、要はフェリーに乗り北の大地を踏めればOK、というわけです。
とはいえ、着いてすぐ帰るのも少々モッタイナイ。去年が最東端の根室でしたから、今年は最北端に行こうか、と札幌発稚内行の夜行バスに乗り込んだのであります。

稚内は3回目。前の2回は、自転車でした。
バスが着いたのは朝の5時半。しばらく駅で暖をとるプランだったのですが、行ってみたら「5時50分まで閉め切り」、という無情の貼り紙。非情のブリザードから逃れるべく壁際にうずくまる姿は、どうみてもホームレス。いずれ来るであろうその日のために、20分の体験学習か・・・。
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稚内の代表的観光スポット、「北防波堤ドーム」です。かつてサハリン航路で栄えた頃、宗谷海峡の強風高波から港湾施設を守るために作られたもの。いまこうして見ると、見事なアートですね。
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日帰り温泉やご当地ラーメンをハシゴしながら、ブラブラ南下。
僕は流行というものに全く付いていけないタチですが、「温泉」「ラーメン」「トライアスロン」だけは、人の先を行きました。まだ誰も注目していない頃から楽しんでいます(トライアスロンからは撤退しましたけど)。


湯けむり立ちのぼる温泉。
氷温チルドの体を沈めて、「クーッ!」
縮んだ手足を伸ばして、「ハア~ッ」
目を閉じます。
ぜ~んぜん成長しないなあ・・と思ったり。
ま、いいか・・と思ったり。




f0211837_1536437.jpg稚内温泉・童夢
帰省再会を喜ぶ家族や友人らしき人たちで満員。でもその会話に耳を傾けていると、これぞ「日本の年の瀬」って気がして、嬉しくなりました。内風呂多種。立ち上がると日本海が見えます。露天は、海からの烈風で、最高のクールダウン。
(写真はガイドの無断借用)


f0211837_1546418.jpg西の里温泉・森のゆ
札幌近郊、幹線道路沿いですが、露天風呂の目の前には、雪化粧した林。走る電車も望めるし、眺望もなかなかでした。冬休みのお父さんと息子って組み合わせ多数。微笑ましくて良い感じでした(お母さんと娘、ならさらに良かったのですけれど)。



f0211837_15552636.jpg豊平峡温泉
ガイドブック等で大々的に広告を打っているので、当たりかハズレか、どっちかだなと考えていました。結果は当たり! 日替わりではありますが、カンバンの露天は野趣90点で、内湯は120点。よく鍾乳洞で千枚皿なんてのがあるでしょ、床があんな感じなんです。温泉成分のせいでしょう、初の体験です。僕は、温泉の基本は内湯だと思っています。(写真は、パンフの無断借用)
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# by G-lariat | 2011-01-04 07:53 | Comments(0)
2010もあとわずか。どうやら僕も、人並みに年を越せそうです。
今年もいろいろありました。諸々感謝の意味も込めて、僕および「ラリアート」の今年のニュース・ベスト10をば。
順番つけてもしょうがないので、起こった出来事順に。

1月
「私説・三島音頭」のCDが、三島市図書館に!

f0211837_8345161.jpg去年、三島市広報のTV番組のBGMに採用されたおかげでしょうか、図書館から「CDを置きたい」って吉報。もう嬉しくて嬉しくて。さっそくレンタル一番のりを目指して図書館に向ったところ・・臨時休業! 翌日に行ったハンセン石井に先を越されました。「2番じゃダメですか?」

2月
地口行灯、入選です

f0211837_8362223.jpg地口は江戸時代から伝わる言葉遊び。三島の冬の風物詩です。知り合いにすすめられるまま投稿したところ、まさかの入選! 展示場所が、我らの本拠地「プローベ」の前だったんで、みんなで見に行きました。尊敬してくれると思ったのに、「一番くだらん、情けない」だってサ! 
作品「3台目の掃除機(元句・三度目の正直)」・・たしかにクダラナイ・・・。

3月
空き巣に入られたあ!
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お気をつけください。プロは、まさかの所から侵入します。よく、空き巣に入られると、「お金より、精神的ダメージが大きい」って言いますけど、NO!!  僕は、銭のショックが、いまだに生活に暗い影を落としています・・・。


4月
マラソン、大失速・・・

f0211837_8392969.jpgフルマラソンを走り始めて、もう25年。ここ数年は順調に記録が低下しております。にしても、あまりに情けない、ダントツのワースト新記録。練習は悪くなかったんだけどなあ・・。でも「かすみがうらマラソン」は、派手さはないけど、心暖まる素晴らしい大会でした。

6月
ノサップ2部作CD完成。なんと北方領土へ!

f0211837_8401667.jpg昨秋、「私説・三島音頭」の件でかけた1本の電話が、偶然が偶然を呼んで、根室・北方四島問題のCD制作につながりました。「うーとら」「白い桜」。日ロ友好を歌った「うーとら」は、その後エトロフ・色丹、北方領土2島に渡る、というビックリ中のビックリ!

「フェス・ド・プローベ」始まる
f0211837_841822.jpgエミーさん主宰の「音楽館・プローベ」を会場に、<演奏者も楽しみながら、街を元気に>というコンセプトのもと、ほぼ月一ペースの演奏会を始めました。ジャンルは多種多様。2011の第一弾は、2月11日(祝)。わたくしキャプテン水口の、「25年ぶりの弾き語りソロコンサート」です。お客さんゼロの心配が、現実味を帯びています。助けてください!


8月
嗚呼 ブル様!

f0211837_8422238.jpg伝説の元女子プロレスラー・ブル中野。芸能、スポーツ、男女を問わず、僕が唯一ファンクラブに入った憧れの方。そんな御方にビールを注いでもらう日が来ようとは! 思えば、このブログを見た方が、居酒屋開店の情報をコメントしてくれたおかげです。ブログ始めて良かった!


11月
「みしまさくら」のCDが出来上がりました

f0211837_8425550.jpg三島市の福祉施設「みしまさくら」。長~い、お付き合い。そのテーマソングCDづくりは、以前から頼まれていたのですが、ようやくこの夏から秋、現実のものとなりました。声をいっぱいに張り上げ、踊りながら歌ってくれた利用者さん。果敢に、ハンドベルに挑戦してくれた職員さん。おかげで僕たちの実力以上のCDが出来上がりました。


桑村小学校ドリームコンサート
f0211837_8444687.jpg今年も、たくさんのライブをやらせてもらいました。いずれも素晴らしい思い出ですが、あえて一つあげるなら、この函南町・桑村小が企画してくれたドリームコンサートでしょう。というのも、本当は1年前のはずだったんです。それが悪性インフルエンザで学校閉鎖。今年の1月に延期したものの、再びインフルの猛威で断念。だから秋晴れの空の下、体育館に到着した時は、本当に嬉しかったなあ! おかげ様でコンサートは大成功。その流れで、子供たちと一緒に、第二の校歌というか、愛唱歌をつくることになりました。すでに子供たちから、たくさんの素敵な言葉が届いています。次は僕がメロディーをつくる番。正月休みの宿題です。

12月
「文芸三島」随筆部門、奨励賞をいただきました!

f0211837_8452767.jpg最後にきて、また嬉しいニュース。三島市発行の文芸誌「文芸三島」の、奨励賞をゲットです。タイトルは「うーとら」。根室のCDのお話です。これも自ら応募しようとしたのではありません。「あれは事実そのものが面白いから、そのまま書けば・・」と言ってくれる方がいたからです。やっぱ、人間関係は大切にしなくちゃいけませんね。友だちのいない僕が言うんですから、間違いありません。


以上、今年のベストテンです。あ、それと番外として、このブログを始めたことも!
相変わらずIT原始人の僕ですが、最近は縄文から弥生くらいに進化したかも・・・。このブログを立ち上げ、初日は僕になり替わり文章まで書いてくれた作家・清田予紀さんに、あらためて感謝です。

         ・・・・・・・・・・・・

去年後半ものすごく良かったんで、今年は反動で地味かも・・・まあ分相応をわきまえて・・なんて年頭にメンバー皆で話をしたのですが、なかなかどうして。今年もすごく良い年でした。これも、関わってくれたすべての方々のおかげです。
皆さまの2011が素晴らしい一年でありますことを心からお祈りして、さあ僕は旅に出ます。どこへ? 北へ。
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# by G-lariat | 2010-12-28 20:57 | Comments(0)
好き勝手に書いてきたこの仮想対決も、ついに最終回。猪木の荒技にKO寸前だったブル様。しかし謎の男が現れ、再び闘いのエネルギーが注入されました。さあ、あとは勝つだけです。
 
                  ・・・・・・・・・12/18から続く・・・・・・・・・・・・・・・・

電流が走った。・・・うそ・・・幻?
ブルの体に、マグマのような闘いのエネルギーが流れ始めた。

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ブルは、エプロンによじのぼった。猪木はリング中央、仁王立ちで待つ。
ようやくロープをくぐったブルに、猪木は余裕の表情で近づいた。
・・・・何で仕留めるか・・・。
猪木が眼前に迫った時、ブルの右足が低く旋回した。猪木の左太腿の裏を、強烈にヒット。
アリキック?
「おーっと、ブルがアリキックか!?  掟破りのアリキックです!」
1発・2発・3発、重い蹴りを打ち込む。アリキック、アリキック、アリキック・・呪文のように唱えながらブルは、蹴って蹴って蹴りまくった。
「アリキックの雨あられ。何かに憑かれたような凄い連打です!」
最初は驚き、戸惑い、不快な表情の猪木だったが、次第に顔色がなくなっていく。そして、しまった、という顔。
・・・動けない・・・。
「効いてますよ! 古館さん」 山本小鉄が、声を震わす。
「猪木、サンドバック状態です!」
フェイントをいれ、今度は猪木の左膝をめがけ、強烈なローキックを叩き込む。
レフェリーの前田日明が、ハッとする。かつてアンドレ・ザ・ジャイアントとのセメントマッチで放った、あのロー・・・。
猪木の重心が、ガクッと落ちた。
思いがけない展開とクライマックス到来の予感に、5万の大観衆は息をのみ、そしてどよめいた。
次は・・・誰もが思い描いたのは、連続の掟破りで、延髄斬り・・。猪木もそう予測し、身構えた。
だが違かった。一瞬、膝にバネをため、右からの延髄と見せかけてから、今度は左足を大きく高く振り上げた。剛刀の妖しい光が一閃。ブルの左足が猪木のアゴを砕いた。
コーン。乾いた軽い音が鳴り、まるで積み木が崩れるように、あっけなく猪木はマットに落ちた。
「回し蹴り! ふたたび『愛の回し蹴り』が、燃える闘魂を粉砕したあー」f0211837_2029293.jpg
「クリーンヒットです・・・ああこれはまずい・・」

もらった! ブルは迷わずコーナーマットを駆けのぼった。5万人が息を止める。
ブルは跳んだ。
「ギロチーン! 出た、伝家の宝刀ギロチンドロップ!
すかさずカバーの態勢に。しか両足の反動を使い、カウント2で返す猪木。
それは想定内とばかりに、ブルは再びコーナーマットをのぼる。今度はリングを背にし、後ろ向きに立ち上がる。
「ムーンサルトに行くのか・・・」
思い切りよくマットを蹴り、後方に回転する。
「ムーンサルト・プレス!」

ブルの巨体が猪木の体を押しつぶした。
「これで決まりか・・・」
ワン、ツー・・・前田の手が止まる「カウント、2・8!」
3たび、ブルはコーナーマットへ。
「ブル中野、殺人フルコースに残っているのは・・・あの技か! ローリング・ギロチンか!?

だが猪木の闘魂の炎は、完全に消えたわけではなかった。
・・・ブルのフィニッシュパターンとそのタイミングは、長与から聞いている。・・・? 長与はどこ行った?。
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ブルはダイブした。そして今度は前方に回転。
猪木は、ブルが前方回転を始めた時、最後の力を振り絞って脱出を図った。
立ち上がりかけた猪木の目に、さっきブルに近寄った男の姿がうつった。あの時はエプロンの陰で、よく見えなかったのだが・・・・。
! アリ?   モハメド・アリ!?

アリが、なぜここに?
驚愕で、猪木の動きにブレーキがかかる。そこへ、落下のGに回転の遠心力が加わったブルの脚が降ってきた。
グァシャ!タイミングがずれ、アクシデントに近いカタチで猪木に激突。ちょうど延髄だった。
猪木の記憶は、ここで途切れた。

ヨシッ!
ブルは、実に4回目となるコーナーマットに向った。
その頂点に、再び後ろ向きで立ち上がる。猪木のオーラが消えたのは、背中の気配で分かった。
目の前に、5万人の大海原が広がっている。拳を振り上げる者。両手をメガホンにして叫ぶ者。呆然と立ち尽くす者。笑っている者。そして泣いている者・・・。ブルはそのすべてを網膜に焼き付けた。
ありがとう・・・。
両手を、いっぱいに広げた。宇宙の気を取り込むかのように大きく息を吸い、目を閉じた。そして、ゆっくり左右の手の平を合わせる。合掌。
ウォーッ! 伝説の金網ギロチンが甦る。
ブルはマットを蹴った。後方回転・・・2回目のムーンサルトプレス・・・10万の目が、スーパースローカメラになった。
ムーンサルト・・・しかしブルの体に、ひねりが加えられた。後方へ回転すると同時に、横へ回転。完全に半ひねりを終えた体は、空中で仰向けになった。落下のGに回転の遠心力が加わり、さらにひねりがプラス。ブルの脚は、想像を絶する破壊力となって猪木を直撃。その首を断ち斬った。
猪木の鍛え抜かれた体は、一度バウンドしてから、ただの肉のかたまりとなった。
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「ムーンサルト・・・ギロチン・・・ですか?」
山本は、目を見開いたまま答えない。ジャガーは「いつの間に、こんな技を・・」と言ったきり、口をつぐんだ。
「ムーンサルト・ギロチン」
ブル中野、その壮絶なプロレス人生の集大成だった。

ブルは、ゆっくりカバーに入った。まるでアントニオ猪木の体を、愛おしく抱くように。・・・猪木の心臓の音が聞こえる・・・。
「ワン、ツー・・・」前田は一呼吸おく。そして、
「スリー!!」
まさに地を揺るがす大歓声が湧き上がる。レッドゾーンに飛び込み、針を振り切る。すべての音が、それにかき消された。バット、京子、コンドル、アジャが顔をクシャクシャにして、飛び込んでくる姿だけが見えた。

前田が、立ち上がれないブルの右手を優しく取った。高く掲げる。
「勝者。ブル中野!」大観衆に負けない、力強い声だった。
「おめでという・・・」前田は微笑みながらささやく。
「ありがとう・・ございます・・」
「次は俺とやるか」
ブルは笑ったまま、答えなかった。
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リングドクター、セコンドに介抱され、ようやく意識が戻った猪木は、リングを見回し、ブルの姿を捉えた。まっすぐ近づいてきた。目と目が合った。言葉は、ない。ただ右手をそっと出す。ブルはその手を、ぎゅっと握り締めた。
「強いな・・」一言つぶやいてから、猪木は手を離し、リングを降りていった。

そこにモハメド・アリがいた。パーキンソン病で体が小刻みに震え、表情もない。猪木に何かを語りかける。
猪木は、笑った。アリも、笑った――ようだ。
猪木は、アリの体を抱くようにして通路を進む。満員5万の大観衆は、まさかのアリ出現で、パニック状態だ。会場全体から、「アーリ!アーリ!」、「イノキ!イノキ!」の大合唱が起こる。拍手は鳴り止まない。

「アリですよね・・。どうしてアリが?」コンドル斉藤が、ブルに聞く。
「わからない・・。昔、マジソンで会ったことはあるけど・・・。覚えててくれたのかな・・・」
井上京子が、おどける。
「最後はオイシーとこ、持ってっちゃって・・」
みんな笑う。ブルは京子の頭を抱きながら
「アダモ、いいよ。許してやろうよ。だって・・・・だって猪木とアリだよ!」
みんな、うなづく。
「それにサ、勝ったのはこっちだよ!さあ、帰ろう!!」

国立競技場の夜空に、花火が上がった。何発も何発も。
勝者を讃えるその大輪の花を見上げながら、恵子は思った。
「もう、ブル中野に戻ることはない」--と。

   ・・・・・・・・・終り・・・・・・・・

とにもかくにも、完結することができました。「ムーンサルトギロチン」は、夏に「中野のぶるちゃん」でご本人から伺った幻の必殺技です。酔っ払ってましたんで、正確なことは覚えていないんですが、たぶんこんな感じではと想像しました。違ってたらゴメンナサイ。
シロウトの勝手な長文を楽しみにしてくださった数名様。心から感謝!この仮想対決はこれでオシマイですが、現実のブル様は中野にいらっしゃいます。2011年も、僕の「ブル様への道」は続きます。ブル中野の栄光よ、永遠なれ!
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# by G-lariat | 2010-12-26 06:47 | Comments(2)
f0211837_20485175.jpgいろんなことがあった今年ですが、「フェス・ド・プローベ」がスタートしたことも大きかったですね。

これは、「音楽館プローベ」を主宰するエミーさんが、<演奏者が楽しみながら、街を元気に>というコンセプトで始めたものです。
数を重ねて、はや6回目。今年の締めくくりは、エミーさんもメンバーに名を連ねるプロ・ハンドベルチーム「SHELLY」のクリスマスコンサートです。

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ステキなポエムと、キャンドルの灯かりから,コンサートの幕が開きます。
そして、「SHELLY」の、それはそれは美しいイングリッシュ・ハンドベ゙ルの音色。心洗われる音色が、聖夜の会場いっぱいに響きます。
洗練された高度な技術。めまぐるしくベルを持ち替えるのですが、それはまるで2本の手が華麗な踊りを踊るよう・・。
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一服タイムに、本日のゲスト、僕たち「ラリアート」と、コーラスの「フェリーチェ」。今年後半、ほとんどのライブで演奏してきた「グッドナイト・アイリーン」と、クリスマスソングの定番「もみの木」。今日はエミーさんから、アホな話は固~く禁じられておりました。
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                       出番直前、衣装のポケットに手を入れたら、こんなものが。

                         「くちびるに歌を。 ステージ衣装に防虫剤を!」



       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて来年の「フェス・ド・プローベ」です。
1月はお休みにして、2011年の第一弾は2月11日(祝)、なんとなんと私キャプテン水口の
「25年ぶりの弾き語りソロライブ」を決行いたします! 
このブログをご覧の奇特な皆さま。奇特ついでに、ぜひぜひ会場に足をお運びくださるよう、伏してお願い申し上げる次第です。友だちのいないボク。お客さんゼロっていう現実的不安が・・。(エミーさんに会場費を払わなきゃならんし・・・)。
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# by G-lariat | 2010-12-24 20:22 | Comments(0)

「三島市観光PR大使」       ザ☆楽団ラリアートの活動報告をメインに、平和な日常を・・・ 


by G-lariat