久々の「ひとり駅伝」 奥州街道・宇都宮~大田原
2013年 02月 11日
ようやく「みしまるくん」たちの作曲を終え、アレンジ担当のハンセン君にデモを渡したところで、ホッ。 久しぶりで旧街道に旅立ちました。
奥州街道。
日本橋から福島県の白河まで。
でも宇都宮までは日光街道と重なるので、出発はここから。
2月9日、律儀に(?)、日光街道と分かれる追分までバスで移動してスタートです。ギョーザも食べずに!
追分の交差点。正面奥が日光街道。
奥州街道は右へ進みます
アーケードの商店街が、旧奥州街道でした。
そういえば、旧東海道でも四日市がこんなだったっけ。
JR宇都宮駅すぐ近く。大きな交差点、ビル群の中に突然、異質な建物が現れました。
旧篠原家住宅。
国指定の重要文化財です。
外観も重厚なら、展示物も凄い! 明治の豪商の財力と「粋」が伝わります。
入場料100円ですが、駅前だし、ここは必見!
宇都宮はギョーザだけではないのです!
ボランティア・ガイドの河合さんご夫妻。
お客が僕一人だったこともあり、実に実にていねいに解説してくださいました。 なんと1時間!
僕が三島からだと言ったら、奥さん
「あら! もうすぐ『クレマチスの丘』に旅行に行くのよ!」
クレマチスの丘は、厳密にはお隣の長泉町なのですが・・・おおむねOK!
雪をまとった
日光連山
の眺め。
日陰には、雪が残っていました。
白沢宿を越え、次の氏家宿で今日はおしまい。
距離わずか18キロですが、遅い出発だったので仕方ありません。
旧奥州街道は、鉄道と離れがちだし、路線バスの状況は読めないので、無理は禁物です。
氏家の光明寺。
屋根の上の不動明王にビックリ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月10日。うす暗い中、スタート。
大田原宿まで、約26キロの予定です。
瀧澤家住宅。
土蔵造二階建ての屋根に望楼をのせたユニークなつくり。
明治の実業家で貴族院議員だったセレブのお宅だそうです。
無風快晴。でも寒い!
山中の古道では、雪がかなり残っていました。
喜連川宿を過ぎ、
佐久山宿に着いて、ビックリ。
厠に那須与一です!
那須与一は、当地が生んだスーパーヒーローなのですね。
それほどヘロヘロになることもなく、大田原宿 到着。
シンボルの金灯篭。
ここで、少し考えてしまいました。
ほんとうは日帰り温泉に寄ってから、バスに乗り、4キロほど離れたJR西那須野駅に向う予定でした。でもバス停が見つからず、運行状況が分かりません。
時間は充分。体調も良好・・・。
予定変更です。このまま旧街道を6キロほど進んだ後、街道をはずれて4キロ、新幹線・那須塩原駅まで走ることにしました。10キロは簡単ではありませんが、こうすると次回がラクになります。
入るはずだった温泉を右手に見やり、再出発です。
・・・・・・・・わがジンセイをふりかえるに。
こうした前向きな変更をした場合、必ずと言っていいほど、不吉なことが起こります。
が、しかし。今日は、あまりに順調、あっさりと那須塩原駅に到着。
さあ、お疲れさん、でお食事です。
那須塩原駅って、かなり寂しいとこですね。コンビニ、商店ナシ。食堂2軒。
少しフンパツする気分でレストラン、「ステーキBセット ¥1.450」をオーダー。
これが凄かった! 薄い、硬い、不味い、の3拍子!!
そりゃ値段が値段だから、那須牛が出るとは思いませんけど・・・それにしても、です。
とくにその硬さたるや、「こりゃ牛じゃなくて、像の足の裏か?」と思ったほど。
おまけに食べ終わるやいなや、爪楊枝でシーハーする間もなく、「お下げしてよろしいでしょうか」。
いくら乗車間際のお客相手とはいえ、これはちょっと・・。
ま、ある意味インパクト大、忘れられない思い出の食事になりました。
今回の走行距離/ 初日・約18㎞
2日目・旧街道32㎞ + 駅まで4㎞の 計36㎞
合計・約54㎞