ひとり駅伝・日光街道・3日目 「古河宿~石橋宿」
2012年 06月 24日
生まれて初めて、振替乗車票なるものをもらいました。目的地の関係で意味はなかったんですけど、「くれる」ものは、「もらう」性格なので・・。
結局、1時間の遅れで運転再開。
前回の続き、古河宿から走り始めます。
古河の旧街道には、古い建物がポツリポツリ、
かろうじて残っていました。
昭和テイストの赤いポストも、嬉しい現役。
小山市街の少し前、道の反対側に、なんとも歴史の風格を感じさせる酒蔵を発見。
車量の多い国道を強引に渡り、訪ねてみました。
西堀酒造さん。
創業は、明治5年! この煙突と、入り口の長屋門は、国の登録有形文化財だそうです。
歴史だけでなく、「酒」の実力も超一級。平成20年には、南部杜氏280蔵の中で第1位を獲得!今年も第5位と、最高の品質を誇っています。
現在、酒づくりをされているのは、継枝杜氏。現役最高齢の杜氏で、その歴50年以上だって!
かつての米蔵が、アンテナショップになっていました。
中には、賞状やトロフィーもいっぱい。
店員の夏目さん。「静岡から? なら、家康大返しの『小山評定跡地』にはぜひ寄ってくださいね」
不明をさらしますけど、僕は「小山評定」というものを、今の今まで知りませんでした・・。
長屋門の前に立つ、営業主任の小池さん。
夏場は主に営業。冬は酒造りに奮闘しているそうです。
「継枝杜氏の熟練の技を、なんとか会得したいと・・」
仕事中にも関わらず、たいへん親切・ていねいに説明していただきました。
帰りには、思わぬお土産まで!
小山評定の史跡は、小山市役所の敷地内にありました。
にわか勉強の「小山評定」。
関ヶ原合戦の前、家康をはじめ、山内一豊、福島正則らの諸将は、上杉討伐に向っていました。そこに入った知らせが、「石田三成」の挙兵。家康は急きょ諸将を集め軍議。諸将は家康支持で固まり、反転西上して三成討伐に向った・・・。その軍議を開いた場所がここなのですね。
ここで話がまとまらなければ、日本の歴史はずいぶん違っていたかもしれません。
休日にも関わらず、笑顔で
応対してくれた役所のKさん。
城跡は、緑美しい公園になっていました。そこから見る、思川の眺め。
このお城の名前は、祇園城。 思川といい、なんとも風雅な名前です。
石橋宿まであと少しの地点で、
巨大な観音像発見!
これがなんと丸大食品!
なんで?
本日のゴール、JR石橋駅。
なんともメルヘンチックな駅です。
ドイツ、グリム物語の町と姉妹都市なんだそうです。
本日の走行距離/約32㎞
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ウチに帰って、さっそく西堀酒造さんで頂いたお土産を。
自慢の逸品、特別純米酒の 「門外不出」。
マジに 旨い!
芳醇まろやかなのに、あと味スッキリ。
小池さん、夏目さんの優しい笑顔が浮かびました。
感謝!