ただいま作曲中・桑村小学校の歌
2011年 01月 15日
もちろん校歌はすでにあります。地元出身の名士の方が詞を書き、日本を代表する作曲家が曲をつけた素晴らしい歌です。その校歌は大切にしつつ、それとは別に、いま実際に通っている子供たちが、いま現在の思いを言葉にし、みんなで歌える歌をつくろう、ということです。
コンサートが終わってそれほど日を待たずに、こんなにたくさんの言葉が送られてきました。
ほんと、嬉しいですねえ・・・。ふだん小学生とコミュニケーションをとろうったって、この僕の風貌。近寄っただけで、不審者通報か防犯ブザーで秒殺でしょう。それが、こんなにたくさんの肉筆サイン入り。音楽のおかげですね。
こうした歌づくりでは、当事者の方々に言葉を提供してもらうのですが、いつも言うのは「詞というカタチにこだわらないで、好きなこと、楽しいこと、自慢したいことを自由に書いてみて」。
同じテーマでも個性が出ますね。今回も、ほとんど完成品のようなものもあれば、
「マムシと知らずにヘビと戦って、しかられた」とか、
「もちをつくのはできないけど、もちをくうのはうまい」
なんて微笑ましいのも!
作曲の友、ラジカセ。たしか¥2,980。デジタルレコーダーも持ってはいるのですが、どうも気分がのりません。
僕の作曲法は、いたって簡単。焼酎を呑んで待つ、それだけです。楽器をたたき五線紙を前に煩悶、髪の毛をかきむしる、なんてことはありません(かきむしる髪の毛もありませんけど)。
呑んで、待つ、ただそれだけ。
すると、あるとき突然、空からメロディが降ってく来るんです。5分で来ることもあれば、1週間たっても来ないこともあります。
で、来た!と思ったとき、このラジカセの登場です。ふがふがテキトーな言葉で歌って録音するわけ。
その日はそれで安らかな眠りにつき、翌朝シラフで聴いてみると・・・これがヒドイ! 愕然とするヒドサで、思わず酒を迎えに行きたくなるのですが、それでも10回に1回くらいは「当たり」が来るんですね。その当たりが来るまで、ずっと同じことの繰り返しです。
だから作曲に苦しむってことはありません。二日酔いに苦しむのは、いつものことですけど。