フェス・ド・プローベ・4 「大いなる一歩」
2010年 10月 18日
「フェス・ド・プローベ」第4弾は、プローベ音楽教室に通う生徒さんの
発表会ライブ。ふつう音楽教室の発表会というと、一般的なホールでお行儀よく行われるものですが、それをライブにして楽しんじゃおう!というところは、いかにもエミーさんです。
生徒さんは、お子様からご年配の方まで様々。目的やレベルも、「たしなむ程度」の方から、音大・宝塚を目指す本格派まで千差万別です。今回は大人、それもご年配の方を中心に行われました。
ほとんどの方は、音楽経験などありません。
「毎日を健康で明るく過ごすために」とおっしゃる紳士。「ずっとピアノを習いたかったけど出来なくて。子供も独立したし、小さい頃からの夢を・・」とはにかむ妙齢のご婦人。」「コブクロの大ファン。どうしてもピアノで弾きたくて」と微笑む若いお母さん。なかには「同窓会でサ、ピアノを一発カマしてビックリさせてやろうと思ってヨ」と息巻く、明るいオトーサンもいらっしゃいます。皆さん目的は様々ですが、いずれの方もご自身の生活のステキなアクセントとして音楽を楽しまれているご様子。
こういうのいいなあ。いつもはアマノジャクの僕も、素直に嬉しい気持ちになってしまいました。
とはいえ人前で披露するなんて初めての経験。脈拍レッドゾーン、頭は真っ白で、固まってしまう方もいらっしゃいます。ミスしてしまう方もいらっしゃいます。
でも皆さん、けしてあきらめません。最後まで弾き続けます。歌い続けます。
「1度や2度の失敗が何だ。
失敗したら、やり直せばいいじゃないか。
オタオタするでない!」
修羅場をくぐりぬけた人生の達人たちに、生きることの極意を教わった気がしました。
大病を克服し、リハビリを兼ねて声楽に
チャレンジしておられるUさん。
「アヴェ・マリア」。素晴らしいテノールを
披露してくださいました。
ここでの出会いから誕生した
コーラスチームも。
「フェリーチェ」。衣装もキメて!
本来この日の僕の任務は「受付」。でも、「雰囲気が悪い」「金を持ち逃げしそう」ということで、2名様ご案内のあと、解雇となりました。
「フェス・ド・プローベ 5」は、11/3(祝)・三島宿場祭りのホコ天です。例年は路上ライブでしたが、今回はプローベの中で演奏する予定です。イスも十分あります。近郊の方、休憩がてら、ぜひお立ち寄りください。